第5章 株価を予測する1 「ファンダメンタル分析」


■ 長期保有なら配当利回りに注目しよう

 会社に出資した株主は、会社から利益の分配である配当金を受け取ることができます。
配当利回りとは、株価に対する年間配当金の割合を示す指標です。
つまり、株価に対して、配当金額の割合が多いのか少ないのかがわかります。
「一株当たりの年間配当金 ÷ 現在の株価 × 100」で求めることができます。


 例えば、現在の株価が1,000円で、配当金が年10円であった場合、
「10(円)÷1,000(円)×100」で配当利回りは1%となります。


 株価が安く、配当金が高い銘柄ほど配当利回りは高いことになります。
また、株価が下落すると、配当利回りは上昇するとも考えられます。
これらの株式で長期投資を考えている方には、投資効率が良いといえます。
ただし、割安株だからといってむやみに選んでしまえば、業績が悪い会社の銘柄の可能性もあるので慎重に。


 東証の統計資料に平均利回りが掲載されています。
東証:株価平均・株式平均利回り - http://www.tse.or.jp/market/data/average/)
これを見ると約2%程度で推移しているようなので、銀行の利子と比べると高いことがわかります。


■ 配当金重視なら「配当性向」に注目

 配当性向とは、会社が儲けた利益をどれだけ株主に配当するかという割合を表したものです。
(当期純利益のうち配当金としてどのくらい支払われているかを表す。)
「配当性向(%) = 配当金支払額 ÷ 当期純利益 × 100」で計算できます。


 配当性向の値が高い会社は、株主に多くの利益を還元しているということになります。
逆に、低い場合は利益の配分(利益処分)が少なく、企業に残る資金の割合(内部留保率)が高いことを意味します。
このため、配当性向が単に高ければよいわけではありません。
企業に残る資金が少なくなり、設備投資などに回せる資金が減るためです。


ポイント 株価に対する年間配当金の割合がわかる「配当利回り」
ポイント 株主への利益還元率がわかる「配当性向」

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